認定看護師のご紹介
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手術室看護師の使命は、周手術期(術前・術中・術後)にある患者さんに対し、一貫した、安全で安心できる看護を提供することです。患者さんが手術医療に対してどのような成果を求めているのかを聴き取り、思いに寄り添った全人的看護ケアの提供をおこないます。
近年、糖尿病や心臓疾患などの合併症を持った患者さんや高齢の患者さんが増加しています。そのような患者さんに対しても、早期に健康回復がもたらされるように根拠に基づいたケアを実践し、安全で安心で、かつできるだけ快適に過ごすことができるよう心がけています。
また、手術を受ける患者さんの家族様も同じように不安を抱えています。その不安を少しでも軽減できるように医師や病棟看護師と連携して関わっています。
術前麻酔科診察に同席したり術前訪問をおこない、患者さんの訴えを聴き取り、全身状態を検査データや画像所見を基にアセスメントして看護計画を立案。一貫したケアの提供ができるように医師・手術チーム看護師・病棟看護師と情報を共有できるよう活動しています。
また、安定したケアの実践ができるよう専門的な知識や技術に関する指導をスタッフに対しておこなったり、安全な手術室運用のために手術器械のメンテナンスや消毒・滅菌業務の運用にも関わり、調整をおこなっています。
他の専門分野の認定看護師をはじめとしたスタッフと協力することで患者さんやその家族様に対して先進的な手術医療を提供できるよう組織横断的に活動をおこなっていきたいと考えています。
当院の特徴として、手術室と救急室・放射線科が一つの部署として存在しているため、救急搬送されて手術適応になった場合に、迅速に対応できるシステムが構築されています。しかし、術中看護の評価や術後管理・経過の観察をおこない、得られた情報を共有できるシステムが確立されていないのが現状です。得た情報を共有・フィードバックし、知識や技術の向上を図っていきたいと考えています。